2006年02月21日
歌舞伎を観た後は「三州屋」で燗酒
冷たい雨。
が、心は熱い。燃える。
久しぶりに歌舞伎を観た、その帰り。
雨に濡れる銀座の街がいつもと違う風景に見える。
玉三郎さんの、この世のものとは思えぬ白拍子に
私は恍惚状態。。(歌舞伎観劇日記はこちら)
時間は既に9時近い。
ひとりで歌舞伎を観に行った私。夫が仕事を終えて銀座まで出てきてくれた。
雨も降っているし、迷っている時間もない。
夫はイタリアンでもいいよ〜というが、歌舞伎を観た後だもの、日本酒がいい。
今夜は久々に銀座2丁目「三州屋」。
銀座の綺麗に舗装された道路、並木通り。
看板の灯りが見えると路地を入れば急に異空間の雰囲気。
奥まって入り口があるのは昼間から飲む人の”後ろめたさ”を拭うため。
店主の賭けか、心意気か。
これが当りとなったこの店は、なんとなくたまに行きたくなる、懐かしさもある。
暖簾をくぐるとおばちゃんたちが愛想なく仕切ってくれる。
普通なら不愉快な気分になるのに、ここのおばちゃんたちは違う。
一見、つっけんどん。
だが実はあったかい。
それがわかってからは非常に居心地がよくなったと思う。
今はそんなおばちゃんたちのノリを心得ているので私もかえって何でも言いやすい。
まずはエビスビール。
暖かなカウンターにほっとする。
つまみはかわはぎのお造りにわらびのお浸し。

おこぜの唐揚げ。
勿論たこわさも忘れずに。甘鯛一夜干しも旨い。
新たけのこ土佐煮をみつけてそんな季節か・・としみじみ。
そして何度もこの店に来ているのに、ここの名物的存在のものを
今夜初めて食した。
カキフライ。予想以上にぶりぶりしていた。
これ単品確か¥750。安い!旨い!ぷり、さくっ!
ウスターソースとからしのコンビネーションが日本酒にこれまた合う。
大人のカキフライだね、こりゃ。
酒の銘柄は何だろう。
わかんないけどもういいの。
今夜のメインは歌舞伎の話。
感動・興奮すると話しが止らなくなる私。
黙ってうんうんと聞いてくれる夫。
いつもすみません。感謝してます。。
芝居の中で菊五郎さんと播磨屋が
美味しそうに酒を飲んでいた。
今夜の私は江戸人かな。
1時間もしないうちにラストオーダー。
ではではもう1軒行きましょう。
芝居に、踊りに、歌舞伎に酔った昨夜の私は、
2軒目で飲んでも、帰宅後また飲んでも
一向に酒には酔えないのだった・・・
この記事へのコメント
蕎麦屋のさいとうです。
酒以上に酔えるものがある・・・いいですね。
酩酊生活としては至上のものですね。
かの志ん生は関東大震災のときも
酔っ払っていたそうです。
これまたあやかりたいものです。
おいしそー。
感動、興奮が伝わってきますね。なかなか
お酒に酔えないのも分かります。って、言うか
気がついていない?
こんにちは!コメントありがとうございます〜
志ん生。。。凄い。
「東京中の酒がなくなる」から酒屋に駆け込むなんて
非常事態に思い浮かべられるとは、根っからののんべえです。
その域までいくのにはまだまだ修行が足りませんね(笑
私も志ん生のような粋なのんべえ(?)目指します!
確かに。。気がついてないのかもしれません。
頭に血が上っている状態なので(笑
2日経った今でもまだ興奮冷めやらずです。
カキフライ、こむこむさんきっと気に入ります。
酒との相性抜群でした。
この店は昼も夜もずっと通して営業してますので
そこがいいところです。
読んじゃいました。
お酒や肴も、主役になるときもあれば、
脇役に徹するときもある。
飲む人がいい時間を過ごすための演技派。
昼夜通しっていいなぁ・・・。
歌舞伎を見た後だからぁ〜?????
ホントカナー?(¬з¬)
酒は演技派の役者。うんうんホントだね。
演技が下手な酒は嫌だね。(笑
この店は定食もあるから、遅めのお昼ご飯でもいいし
4時っくらいから飲んでもいいし
使う人側にしっくりなじむよい店です。
おばちゃんとの会話も楽しいんだ〜。
うはは。突っ込まれちゃった。
自分でもそう思ったけど(笑
でも役者さんたちが美味しそう〜に酒飲んでるの見たら
いつもの×100倍くらい日本酒が飲みたくなりました。
(って毎日飲んでるのに 笑)
いいですねぇ〜。歌舞伎を見て、その後に
ご夫婦でお酒を一杯(たらふく?)飲んで。
あぁ〜、東人の楽しみ。落語の後は蕎麦屋で
一杯かな。。。文楽の後は独りで燗酒で涙。
前を通ったことはあるけど、入ったことはないです。
玉三郎・・・久しく見ていないな。
時の流れの産物でから、これだけは促成栽培できません。
ただ、お酒は…時の流れから抜け出してほしいかも。:-)
おお。>文楽の後は独りで燗酒で涙
とは。
何やら気になるフレーズ。
私は義太夫が好きなんです。昔ちょこっと習ってました。
文楽って哀愁がありますよね。
浄瑠璃の語りと三味線の太い音。
これを聞きながらの酒はまたさら奥深い味わいで
頂けそうです。
牡蠣フライはたぶん10月ごろから
3月くらいの名物なのです。
だから毎年気がつくと「あ、もうカキフライの時季
終わっちゃった〜」ということがしばしば。
今季は食べれて良かったです。
玉様、昔よりもっと素晴らしい域にきてます!
機会があれば是非観て下さい!
こちらの店の流れるリズムが好きなんです。
だから居心地がいい。
勿論酒が、好みのいい酒を揃えてくれていたら
文句なし!ですけど
でも、それ以上に、家では楽しめない雰囲気が漂っていて
それを味わいたくてきっとまた行きたくなるのでしょう。
おばちゃんに何だかんだ言われつつ飲む酒は
意外に旨かったです。(笑
